「人相学って聞いたことあるけど、どういうものなの?」
「顔の形とかでも占えるって本当なの?」
「人相学について詳しく教えて!!」
顔の形だけで占うことができる”人相学”。
人相学を極めた占い師であれば、顔をみただけて当たる占いを行えるほどによく当たる占術の一つとなっています。
今回は、そんな人相学について現役の占い師である池袋占い館セレーネの”水森太陽先生”に内容をまとめてもらいました!
今回ご協力頂いた占い師
池袋占い館セレーネ
代表 水森 太陽(みずもり たいよう)先生
西洋占星術/インド占星術/手相/タロット
占い館セレーネ代表。10代から占いの研究と実占を重ね、鑑定数は述べ二万人以上。
占いの知識は幅広く、東洋西洋の様々な占術を修得しており、顧客は芸能人、経営者から研究者まで幅広いリピーターを持つ。また占い師だけでなく、教育現場での実践経験もあり、現在は占いの幅広い知識を活かし、プロとして活躍する占い師を多数育てている。
https://selene-uranai.com/
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そもそも人相学とは?
面相とか顔相とも呼ばれたりする人相学。
「目は口ほどに物を言う。」「性格は顔にでる。」「性欲が強そうな顔」なんて、巷で言われたりするのですが、古来より人相術、観相学として、人の外見や容貌をみてその人がどんな人か判断されていました。
人の顔をみれば、運勢の吉凶や性格がわかるって魅力的ですよね。
人の顔をまじまじと覗き込むのは不快にさせることもありますが、人相を観てるって言えば許されるかも?
人相学の起源は元前2500年頃の黄帝の時代までさかのぼる!?
人相の源流を辿っていくと、古代中国の先史時代、紀元前2500年頃の黄帝の時代までさかのぼると言われています。
外見や容貌から人の貴賤(きせん)の予測として用いられていたようです。
周の時代には「相術」として形成され始め、紀元前550年頃春秋時代には姑布子卿(こふしけい)という有名な人相家が幼少の孔子を相術で観た記録が「史記」に残されていて、「世に稀なる聖人となる」と予言したと言われています。
また、この時代には、「相を談じ面を論じる」ことが上層社会で流行し、権威となっていたようです。
その後の漫画キングダムで注目を集めている戦国時代や秦の時代、項羽と劉邦で有名な漢の頃には理論体系学問として一門をなしていました。
その他の世界を見ても、古代インドでも人相占いが行われていた記録があったり、ヨーロッパでも古代ギリシャのヒポクラテス、アリストテレス、プラトンら思想家、医学者らが研究し基礎を築いたとされています。
日本では、室町時代に天山阿闍(てんざんあじゃ)の「先天相法」が最古の古典とされていて、江戸時代の元禄の頃、沢山の本が輸入され、一般にも徐々に浸透していったようです。
また、江戸時代には、水野南北により「南北相法」が記され、現代でも古典のバイブルとして広く親しまれています。水野南北は、人相に留まらず、食養生による開運法も伝えたことで有名です。
人相学でわかることを顔のパーツ別に徹底解説!
パーツ | わかること |
目 | 本質 |
鼻 | お金 |
口 | 生命力 |
口癖 | 心 |
ほくろ | 注意点 |
額 | 運 |
眉毛 | 感情 |
耳 | 福 |
次に、人相学でわかることを顔のパーツ別で詳しくまとめてもらいました!
どういうところを見ると何がわかるのかを確認してみて下さい♪
目でわかることは主に「本質」!
人相のポイントは目の判断で、目を見れば6~7割わかると言われています。
目の輝き、眼光鋭い目や優しい目、涼しげな目、白目の状態や、黒目とのバランス。
目の動きなど・・・
こういったところを観察することで、現在の運勢や感情、性格をみます。
また、目の周囲では男女の色恋についてよく出ると言われていて、浮気しているか、本妻向きか妾向きかなど下世話なことも読んだりします。
鼻でわかることは主に「金」!
その人のお財布事情を知りたかったら鼻をみます(笑)
例えば、白く綺麗で、肉付きや色艶がよく、正面からみて鼻の穴が見えにくい人は、金運が良い人が多いでしょう。
逆の人はあまり良くないかもしれません。
また、赤点など出ている時は出費のサインと言われてます。
また、鼻筋は自分自身を表すともいわれていて、はっきりしている人は、自分をしっかり持っている方が多いようです。
口でわかることは主に「生命力」!
生命力っていうとちょっと抽象的ですが、口は食べ物を食べることで、生命と密接に関連しています。
そのため、情愛なども唇の厚さなどで判断します。
口元にほくろがあったり、厚みがあり、艶がよい唇は、男女ともにセクシーですよね。
また、口は話すことと関連するので、口元の癖でその人の心がわかると言われてます。
話す時口元が歪む人は、心の中に無理がある人が多いです。
舌なめずりしながら喋る人は策士が多いと言われています。
唇が薄く、舌なめずりが多い人と絡んだことがありますが、詐欺師みたいな人でした(笑)
ほくろわかることは主に「注意ポイント」!
人相では顔を左右130ずつ、260の部位に分けて色、骨格、肉付きなどで現状や将来を見ようとします。そういった、部位別の診断の中でホクロももちろん観ます。
ホクロ占いなんていうのがあるので、重要なパーツに思われがちですが、メインは肌の色艶や骨格などです。
しかし、ホクロにも表情があって、生きボクロ、死にボクロがあったりします。
一般に艶があり、はっきりと黒くあるホクロは生きボクロで、グレーや茶色でくすんでいるようなホクロは死にボクロと言われています。
死にボクロが出ている位置で注意すべきポイントがわかります。
たとえば、私の場合、俗に泣きぼくろといわれる、目の下の涙道(るいどう)という場所にホクロが両目に出てて、人相知らない時は「色気ボクロだね♡」って女子に言われて、わーいって喜んでたんですが、死にボクロだったので、単に異性にだらしないだけのしょうもない奴だとわかりました。
気をつけることで恋愛運が上がるらしいので、気をつけるようにしています。
額でわかることは主に「運」!
額でわかること、それは、ズバリ運です。
額はの上側は霊的なメッセージが反映される場所といわれているので、ここの色艶はとても大事になります。
また、額の中央は仕事の運勢、眉間は自分自身を表すと言われていて、とても大事な場所です。
なので、私の場合、生年月日で運を見るのと並行して、必ず額の色艶を見るようにしています。
やはり、深刻な問題を抱えている人は、暗く、赤みや青みを帯びたり、すすけているような人が多く、生年月日で運が良い人は、明るく輝いている人が多いです。
眉毛でわかることは主に「感情」!
眉は寝たり立ったりします。
上がったり、下がったり、寄せたり開いたりと動きのある所で感情がよく出る場所です。
また、媚(び)という字の中に眉が含まれているように、昔から、女性は可愛らしさや美しさを眉でコントロールしてきました。
また、男性も強さと優しさが出る場所と言われていて、愛嬌のあるなしは眉でみたりします。
耳でわかることは主に「福」!
福耳なんて言葉があるように耳は心の喜びに通じます。
孫に囲まれて幸せな老後を築いているようなご老人は耳が白く綺麗な人や福耳とまで行かなくとも、肉付きや色艶の良い耳をお持ちの方が多いです。
古代のインドでは耳が小さいと尊敬されず、人の上にたてず、耳を大きくする整形手術もあったようです。
水森先生が人相学を取得するまでの全過程を聞いてみた!
- 古本のエロ人相にハマる
- 黙って見抜くために本格的に学ぶ
- すぐに実践
人相について説明してくれている水森太陽先生はどのように人相学を学んだのか気になりますよね!
ここでは、その過程を詳しくまとめてみましたので、チェックしてみて下さい♪
STEP1:古本のエロ人相にハマる
大学時代に買った古本の中に人相の本がありました。
下ネタが多かったのですが、当たっているところも結構あったり、進化人類学とか生物学が好きだったので、生存に有利な人の容姿と人相が良い人の共通点などが面白く、雑学として読んで楽しんでました。
STEP2:黙って見抜くために本格的に学ぶ
大学卒業後占いを本格的に勉強し始めたのですが、占いって、生年月日で占ったり、タロットカードをシャッフルしたり、手を見せてもらったりと、なんかしらの手続きが必要なんですね。
私は性格が悪いので、電車の目の前の席に座っている人や、よく通うお店の人など、黙って相手を見る術は無いかなと思い、そういえばと大学の頃買った人相の本を引っ張り出して研究し始めました。
そしたら、他の占術と対応することや、奥の深さ、食養生による開運など面白い情報が次から次へと出てきて、何冊も本を買いあさり、中華系の本を読んだり、あちらのサイトをみては、翻訳に突っ込んで調べたりしてました。
STEP3:すぐに実践
人相の何が良いって、サンプルがそこら中歩いている所です(失礼)
サングラスとかかければ、目線はかくれるので、まじまじと色んな人を観察することができます。
心理学の人たちが言うような、行動心理や、ボディランゲージでわかることも沢山ありますが、古来からくる伝統的な顔による判断の方が個人的には面白みがあるなぁと思って日々実践しています。
また、命占と言われる、生年月日の占いのサブに人相を使うことで、クロスチェックしている所もあります。
自分の場合、一つの質問に対して、同時並行して、四柱推命、紫微斗数、数秘術、人相を同時にみる癖がついているので、何で占ってるんですか?という質問に応えるのが苦手です。
あと、人相をみていると言うと、恥ずかしがる人もいるので、黙って勝手に占ってます。
人相学ができるようになるとわかる3つのこと!
- 本質的な性格がわかる
- 性欲の強い顔など、情愛関連に強いかどうか
- 運の良い顔、凶相の人など付き合って良い人かどうかが一瞬でわかる
次に、人相学ができるようになることでわかることについて紹介してもらいました!
合わせて確認してみて下さいね♪
人相学でわかること1:本質的な性格がわかる
目は口ほどに物を言うと言うように、目の表情から私達は多くの感情を推測します。
それだけでなく、話すときの口元の癖、鼻の形、色艶、おでこの広さや綺麗さ、耳の形や色艶、唇の厚み、こういった非言語的、生物のありのままの姿は、どんな言葉よりその人のことを表していると思う所があります。
観察力のある人なら、普段から「目が泳いでるな、冷汗かいている、顔色変わった、目が一瞬曇った、口曲がってんなー、なんでどもるんだ?」こんなことをほんの数秒の中で考えながら会話したりすることもあると思います。
人相学を学ぶと、古典的、伝統的な、観察術を習得することができます。
人相学でわかること2:性欲の強い顔など、情愛関連に強い
上で触れましたが、僕が初めて買った人相の本「五味人相教室」では、エロ人相が結構乗ってて、盛んだった20代前半の自分は強いインパクトを覚えました。
昔、素人時代にブログで人相の記事を書きましたが、いまだに「浮気 人相」などでアクセスがあったりします。
人相学でわかること3:運の良い顔、凶相の人など付き合って良い人かどうかが一瞬でわかる
あまりメリット・デメリットで人付き合いを考えるのはどうかと思いますが、顔をみれば、付き合った場合危険な人間かどうか・・・幸運な人で、お互いの運をシェアするのに適しているか・・・などが判ったりします。
自分は変わり者なので、本当にそんな嫌なヤツなのか?と危ないとわかってる人に近づいて、検証して痛い目にあったりします(苦笑)
人相学を取得する方法を4ステップで解説!
- 人相学の本を買ってみましょう
- 習いに行ってみましょう
- 「習うより慣れろ」精神で実践!
- 古典にも触れてみましょう
次に、人相学を取得する方法を実際にマスターしている水森先生に聞いてみました!
ぜひ、確認して人相学を使いこなしてみて下さい♪
STEP1:人相学の本を買ってみましょう
人相の本は占いコーナーなら1冊は必ずおいてあると思いますし、ネットで買えばどんどん出てくると思います。
また、ネットでもすぐに判断できることだから、大量に記事が上がっています。
まずは、そういったところからでも良いので、面白さを感じてほしいです。
個人的には、五味先生の五味人相教室や櫻井先生の観相、やすこ先生の顔占い、城本先生のツキを呼ぶ顔逃がす顔などは初心者には解りやすいかなと思います。
STEP2:習いに行ってみましょう
人相を教える先生は比較的少ないですが、実力者はいらっしゃいます。
実際どう観察し読んでいるのか、肌で感じることはとても重要です。
また、占い学校が近くに無い時は、実際に対面鑑定で受けてみるのも良いでしょう。
人相を読んだ時の表現の仕方や、読んでいる時、観察している時の空気など、非言語的な部分が結構大事です。
STEP3:「習うより慣れろ」精神で実践!
こんな事言うと古典を読めとか、お叱りを受けるかもしれませんが、数観ることが大事です。
サングラス×都会とか最高です。
占い師さんは、サンプル(失礼)が向こうから来るので、生年月日のサブで使い始めることおすすめします。
顔と星回りをクロスチェックしていくイメージです。数みていくうちに、顔でも読めるようになります。
STEP4:古典にも触れましょう
古典の中には、「神相全編」「麻衣相法」「南北相法」など名著が沢山あります。徐々にチャレンジしてみて下さい。
人相学についてよくあるQ&A5つ
- 人相学的に凶相ってどんな顔ですか?
- 性欲が強い男性の人相、女性の人相を教えてください。
- おでこが広いんですが、人相学的にどうでしょうか?
- えくぼって人相的にどうなんですか?
- 泣きぼくろって人相的にどうなんですか?
Q1.人相学的に凶相ってどんな顔ですか?
Q2.性欲が強い男性の人相、女性の人相を教えてください
Q3.おでこが広いんですが、人相学的にどうでしょうか?
Q4.えくぼって人相的にどうなんですか?
Q5.泣きぼくろって人相的にどうなんですか?
まとめ
- 人相学は顔を見るだけで相手の運勢や性格などがわかる占術!
- 人相学の起源は元前2500年頃の黄帝の時代までさかのぼる!
- 顔のパーツ毎にわかることが違う!
- 水森先生が人相学を学ぼうと思ったきっかけは『エロ人相の本』!
- 人相学では『相手の性格』『性欲の強さ』『付き合うべき人間かどうか』が一瞬でわかる!
- 人相学を習得するにはサングラスをかけて道ゆく人の顔を観察して実践することが大切!
人相学は大変古くからある観察の文化の体系で、とても奥が深いものです。
人の顔をを観察しながら、この人はどんな人だろう?と思いを馳せるだけで他人に対しての興味関心を持つことができます。
現代は、街を歩いていると、スマホの画面を観たり、ゲーム画面を観ている人が随分増えたなぁと思います。
ちょっと顔上げて周りを見渡してみて下さい。
面白い立体物が動いているのではないでしょうか?人って知れば知るほど奥が深く面白いですよ。