「四柱推命ってよく聞くけど、どんなものなの?」
「四柱推命ではどんなことが占えるの?」
「四柱推命について詳しく知りたい!!」
占い師の得意な占術欄によく見かける「四柱推命」という文字。
四柱推命という言葉自体は聞き慣れていますが、どういった占術かを答えられる人は少ないのではないでしょうか?
今回は、そんな四柱推命についてプロ占い師歴12年の水森先生にわかりまやすくまとめてもらいました!
その内容を「電話占い当たるちゃん」で紹介していきますので、チェックしてみて下さい♪



みんなもチェックしてみてね♪

今回ご協力頂いた占い師
池袋占い館セレーネ
代表 水森 太陽(みずもり たいよう)先生
西洋占星術/インド占星術/手相/タロット
占い館セレーネ代表。10代から占いの研究と実占を重ね、鑑定数は述べ二万人以上。
占いの知識は幅広く、東洋西洋の様々な占術を修得しており、顧客は芸能人、経営者から研究者まで幅広いリピーターを持つ。また占い師だけでなく、教育現場での実践経験もあり、現在は占いの幅広い知識を活かし、プロとして活躍する占い師を多数育てている。
https://selene-uranai.com/
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そもそも四柱推命とは?東洋の占星術紫微斗数とは何が違う?

四柱推命とは、「生年月日や出生日を使って様々なことが見れる占術」になります。
社会に置ける”あなた”と言う人間がどういう存在なのかを知るのに最適な占術。それが四柱推命なのです!
以下の内容より、四柱推命がどういったもので他の占術と何が違うのかをまとめていますので、チェックしてみて下さい♪
四柱推命は2300年前の中国で作られたとされています!

四柱推命は、今からおよそ2300年前、中国の春秋戦国時代に鬼谷子(きこくし)によって作られたとされています。
その後、後の唐の時代に李虚中(りきょちゅう)(762~813)などが、生年の干支より星を算出する法の基礎を定めます。
さらに、五代の時(920年頃)に徐子平(じょしへい)が「淵海子平(えんかいしへい)」を著し、生日を自己と定める現在の推命術の基礎が確立。
そこからさらに、明の時代の劉伯温(りゅうはくおん)が「滴天髄(てきてんずい)」を著し、現代の四柱推命の基礎を作り、清朝末期より、徐楽吾(じょらくご)により確立され現在に至ると言われています。
日本には「淵海子平」が江戸時代に伝わり、長崎の医者桜田虎門(さくらだこもん)先生によって「推命書」として発行され広まり、後に生まれた年・月・日・時の四つの柱で宿命を推しはかることから四柱推命という名前がつけられました。
中国では、徐子平の名前から子平と呼ばれたり、十干と十二支8つの字から占うことから八字と呼ばれています。
東洋占星術の双璧「紫微斗数」との違いは?
暦 | 生まれた時間 | 特徴 | |
四柱推命 | 二十四節気 | 必要(なくてもなんとなく占える) | 社会目線(社会に置ける吉凶などが得意。成功者の運など) |
紫微斗数 | 太陰太陽暦 | 必要(無いと詳しく占えない) | 本人目線(世俗っぽい悩みや関係性、いろごとなどを見るのが得意) |
使っている”暦”が大きく違います。
四柱推命は二十四節気という太陽の黄道上の位置から24分割した暦をメインにします。二十四節気はキングダムでおなじみの呂不韋が編纂した呂氏春秋に立春立夏立秋立冬の記述があることから、春秋戦国時代には一般化してたと思われます。
太陽をベースとした二十四節気は季節の変化を知るのに便利なもので、一般的に使用されていました。
紫微斗数では、四柱推命とはことんなる”太陰太陽暦”という暦を使います。
新月の日を朔日といいますが、朔日を1日として、次の朔日の前日までを1ヶ月とし、29日~30日で1ヶ月とし、太陽をベースとした暦と比べると1年が11日ずれてしまうことから、3年に一度閏月というものを設け、1年を13ヶ月にすることで、季節のズレを調整。
太陽をベースとした暦を使っていることから、四柱推命を太陽の占い、月のサイクルを重視することから、紫微斗数を月の占いと言われることも多いです。

水森先生が四柱推命を習得するまでの全過程を聞いてみた!

- Step1:大学時代に四柱推命を本で独学し始める
- Step2:占いの講師に習う
- Step3:弟子入りする
- Step4:3年を経て四柱推命をマスター
次に、今回記事を監修していただいている水森先生がどのような流れて四柱推命を習得したのかその流れをまとめてみました!
四柱推命をマスターしたい人はチェックしてみて下さいね♪
Step1:大学時代に四柱推命を本で独学し始める
大学生の時、占い関係なく本を乱読してました。1日1~2冊とか。
その中に占いの本も手相、カバラ数秘術西洋占星術など何冊かあった中に四柱推命がありました。
ちょっと興味があるくらいで、当初はそこまで勉強してませんでしたが、後輩が事故にあって、占いでなにか出てないか調べたときに、四柱推命で事故などの暗示が、年運や月運などで出てたんです。
そこから興味を持ってたくさん勉強し始めました。
Step2:占いの講師に習う
独学で日本国内に出版されている本の中から興味を持った本は大体読みました。
そのあと、中国のサイトなどを翻訳ソフトに突っ込んで勉強してたんですが、ちょっと物足りなくなり、何人かの先生に習うことに。
ちょうど同じくらいにに占いの学校でスタッフをしていたのですが、そこで講師をやっている先生方におすすめの本を聴いたり、直接いろいろ質問できたことが大きかったですね。
梅川先生や緒形先生の本は大変参考になりました。
Step3:弟子入りする
僕の四柱推命の読み方は、日本の他の先生に比べると、少し独特なんです。
というのも、一人強烈な四柱推命の先生に弟子入りしたんですが、中国の文革を逃れてきた方から、四柱推命を習った先生で、文革で失われてしまった本土のエッセンスや、日本の滴天髄ベースの四柱推命ともちょっと違う現代的な四柱推命を更に磨きをかけたような達人的な先生でした。
その四柱推命の技術を元に、ギャンブルなどでも大勝する凄い先生でしたね。
その人が亡くなる直前に習うことができたんです。
Step4:四柱推命の基本をマスターするまでに3年くらいかかりました…!
四柱推命は色んな流派があるため、独学だと最初混乱しましたね。
生年月日などを中心にした占いを命術というのですが、2~3ヶ月くらいかけ、本を数冊読んで100人くらいの生年月日で検証してとできるのですが、流派がいろいろあったり、当たるところと当たらないところが出てくるため、取捨といいますか、自分がしっくりくる形になるまで3年位かかったでしょうか。
今もまだ勉強していますよ。

四柱推命ができるようになるとわかる5つのこと!

- 性格や個性の長所や短所、他人との相性
- 仕事運、財運、適正
- 恋愛運、結婚運
- 両親、兄弟、目上、同僚との関係性など
- 運勢
次に、四柱推命ができるようになるとわかることについてまとめてみました。
合わせて確認してみて下さい。
四柱推命でわかること1:性格や個性の長所や短所、他人との相性

これは、他の占いでもそうかも知れませんが、自分の持つ性質や身近な人との違いがわかります。
例えば、僕なら読書が好きだったりするのですが、インプットしていくことが好きなことが四柱推命でわかります。
その割に、仕事の環境は研究とかではなく、ビジネスマンやサラリーマンみたいなことをする人生でしたが、何故そうなのかもわかります。
それで、自分の持つ性質に対し苛立つだろう人というのもわかるし、自分が苦手なタイプのどういう部分が苦手なのか等もわかるので相性の判断に便利なんです。
四柱推命でわかること2:仕事運、財運、適正

上でも紹介しましたが、社会目線の占いなんですね、四柱推命って。
なので、仕事の方向性とか、運気がどうなっているのか、はっきりわかるのが魅力的です。
ですから、時期が知りたい方、社会での立ち位置が知りたい方などキャリア志向の方に好評ですね。
四柱推命でわかること3:恋愛運、結婚運

結ばれやすい配偶者のイメージや、結婚生活の特徴、恋愛運が上がる時期や不和が起こりやすい時期などみれたりして、よく現場でも質問されます。
パートナーとぶつかる時、何が原因なのか、婚活しててもなかなか上手く行かない時、運が応援してくれるのはいつなのか。
そういったことも視れます。
四柱推命でわかること4;両親、兄弟、目上、同僚との関係性など

周囲への関わり方の傾向がわかることも四柱推命の面白い部分になります。
どんなバックボーンを持って生きてきた人なのかぼんやりでも”誕生日だけ”で見れ、とても便利。
目上に盾突きやすい人とか、同僚など出し抜いて、上に媚びる人などという傾向もわかったりします。
四柱推命でわかること5:運勢

そんなのどんな占いでもそうじゃないか?と言われるかもしれませんが、四柱推命でみる運勢は、はっきりしててわかりやすいんですね。
生まれた時間がわからなくても、いくつか質問していくとある程度絞れて、10年サイクル(大運)が見れるのは他の占いに比べると魅力的です。
大きな人生の流れが俯瞰して見ることのできる占いですね。
ただ、昔ながらの先生だと、50まで良いことないとか言ってしまって、若い人をヘコますことも多いようです。
それでも年運が良いときはありますし、深く勉強していれば、10年サイクルの中の隙間みたいなポイントを見つけたり、生き方でどう挽回するかアドバイスできると私は思っています。

四柱推命凄すぎ!
四柱推命を取得する方法を3ステップで解説!

- Step1:本を読んで独学で勉強
- Step2:さらに深い情報で独学
- Step3:必要であれば占いスクールに通う
続いて、四柱推命を得意な占術として習得させる方法を水森先生に教えてもらいました!
四柱推命を極めたい人は参考にしてみてください♪
Step1:本を読んで独学で勉強

今はネットでも基本情報は学ぶことができますし、図書館にも占いの本はたくさん置いてあります。
本は中古なら数百円で買うこともできますので、ひとまず読んでみてください。
読み進めてみるとイマイチな部分が見えてきたり、ここは当たるけど、ここはどうなんだろう?というのが出てきます。
そこですべて否定しまう人もいますが、玉石混交で、もしかしたら、何回使ってもある程度「当たった」と周りから言われるようなロジックがみつかるかもしれません。
初心者の方におすすめなのは、歌丸先生の本や、黒門先生の本、林秀静先生の本あたりでしょうか。
Step2:さらに深い情報で独学

アマゾンや近場の書店などで手に入る本をある程度読んだら、原書房や鴨書店など占い専門書店などで、緒方先生や梅川先生、鮑黎明先生の本辺りを読んでみたりするのも良いかもしれません。
滴天髄や窮通宝鑑などの古典の訳文や、呉俊民の命理新論など海外本に手を伸ばしても良いかもしれません。
Step3:必要であれば占いスクールに通う

独学が苦手な人や効率よく勉強したい人、より深い部分まで勉強したいという人は学校に行くことをおすすめします。
要点をわかりやすく教えてくれる先生に出逢えば、独学に費やす時間をだいぶ短縮することが可能です。
本を読んでみてピンと来た先生、説明会など受けて面白いと思った先生に教えを受けてみましょう。
直接教えてもらえなくてもそういった先生からおすすめの本など聞けば、あまり遠回りしないで理解を進めることができます。

四柱推命についてよくあるQ&A5つ

- 四柱推命の愛称はどのようなことがわかるのですか?
- 四柱推命の命式を無料のソフトで出してみたのですが、ソフトによって違います。何故ですか?
- 四柱推命でみた性格や結婚の時期は他の占いと比べると違うのはなぜですか?
- 四柱推命の精密さに驚きました。どうしてこんなに当たるのですか?
- 四柱推命でみる恋愛運とか適職ってどういうものですか?
Q1.四柱推命の相性はどのようなことがわかるのですか?

Q2.四柱推命の命式を無料のソフトで出してみたのですが、ソフトによって違います。何故ですか?

Q3.四柱推命でみた性格や結婚の時期は他の占いと比べると違うのはなぜですか?

Q4.四柱推命の精密さに驚きました。どうしてこんなに当たるのですか?

10進数と12進数の組み合わせで計算しているので、人間は指が10本あったり、1年を12ヶ月にしたり、時計も12時で一括りだったり、10とか12で分解するとスッキリする何かがあるのかもしれません。また、木火土金水と陰と陽という、東洋思想の陰陽五行論がベースにあり、象徴体系として、心に響くシンボルがあるからかもしれませんね。
Q5.四柱推命でみる恋愛運とか適職ってどういうものですか?

まとめ
- 四柱推命とは生まれた年・月・日・時の四つの柱で宿命を推しはかる占術である!
- 四柱推命と紫微斗数とは使っている”暦”が全く違う!
- 水森先生は独学から弟子入りを経て、3年で四柱推命をマスターしました!
- 四柱推命では性格から運勢、周りとの関係性など様々なことを占える!
- 四柱推命を習得するなら本をたくさん読み、必要であればスクールに通うのが良い
四柱推命は、個人的には思い入れのある占いで、本格的に勉強し始めて15年くらいになるでしょうか。
勉強しても勉強してもまだわからないことはあります。
天体を元にした暦から読み解く東洋の占いの文化は、世の流れや金運などこんなこと暴いても良いのかということまで読めることもあります。
そういった瞬間に自分は宇宙を流れる悠久とも思えるような時の中のちっちゃな点のような存在だと思い知らされ、毎回身が引き締まるような思いと、夜空の星を見上げるようなワクワクとした気持ちが沸き上がっていきます。
面白い世界なので興味のある人はどんどん学んでみて下さい。