紫微斗数（しびとすう）とは中国宋代に創始された占星術の一つです。
長年秘伝とされてきましたが、近年台湾、香港などでは爆発的なブームとなっており、今や四柱推命を超える人気を誇っている占いです。
 
太陽太陰暦を使って読み解いていく占いで、主に生年月日時を基にして個人の特性や巡ってくる運勢を占います。
命盤（めいばん）とよばれる、西洋占星術のハウスと同じ概念（十二宮）のホロスコープによく似たチャートを使います。
 
命宮（めいきゅう）は最も重要な宮とされ、本人の生まれ持った本質・才能や特徴が表されていて、性格分析ではこの宮で判断をします。
また身宮（しんきゅう）とよぶ紫微斗数独特の「宮」があり、これがどの「宮」に入るかで人生の後半に何が影響を及ぼすかを捉えることが出来ると言われています。

その「宮」を「人生の向かう先」として読み解くことにより、人生全体を俯瞰してみることができる占いと言われる所以となっています。
 
四柱推命を太陽の占いとするなら、紫微斗数は月の占いと言われています。
爆発的な人気となったのは、庶民的なことがよく当たるからでしょう。
生年月日から月のサイクルで導き出す東洋の占い「宿曜」がありますが、紫微斗数は生まれた時刻も必要となります。
 
そのためより明確に深い解説が可能となり相性、適職、結婚相手のイメージなど細かく当てることが出来ます。その中でも特に恋愛運や婚期（モテ期）をみるのにも優れ、心理描写も出来るため恋愛・結婚相談などには大変頼りになる、優れた鑑定となります。
 
現代の紫微斗数は幾つかの流派に分かれていますが、近年日本においては村野大衡氏により「上機派紫微斗数」が、田中風州氏により「欽天四化派の紫微斗数」が伝えられ普及され始め、また英語圏でも読みそのまま「Zi Wei Dou Shu」として紹介されています。
 

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